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2016/06/30

七夕のそうめんの不思議な関係

七夕のそうめんの不思議な関係

まもなく7月7日、この日はご存知七夕です。

七夕の由来はご存知の織姫、彦星のお話ですね。実はもともとは中国のお話なのですがご存知でしたでしょうか?

天の川に輝く琴座のベガが織姫{織女(しょくじょ)星}で、鷲座のアルタイルが彦星{牽牛(けんぎゅう)星}です。この2つの星と白鳥座のデネブを結んだ物が「夏の大三角形」と呼ばれています。白鳥座は二人の橋渡し役のカササギです

そして、この七夕にそうめんを食べる風習があるのをご存知ですか?

醍醐天皇の時代に宮中の儀式・作法等を集大成した「延喜式(927年)」があり、その「延喜式」によると「そうめん」の原型といわれる「索餅」(さくへい)が、旧暦7月7日の七タの儀式に供え物の一つとして供えられたと記述してあります。特に、平安期からは、宮中における七夕の行事に「そうめん」が欠かせない供え物とされていました。

七タは、中国から伝わった五節句の一つで、彦星(牽牛)と織姫の星祭りでありました。竿竹に短冊を飾りつけ、七夕飾りをして、その短冊には「願いごと」を書き成就を祈ります。加えて「そうめん」を糸にみたて「芸事(機織)が上手になるよう」小麦は毒を消すといった言い伝えから「健康を願い」また、年一度の彦星と織姫のデートにあやかって「恋の成就を願い」行事食である「そうめん」を食べた…という説もあります(なんかこじつけのような…笑)

現在、全国乾麺協同組合連合会では、昭和57年からこのような日本古来から伝わる五節句の行事に欠かせない行事食の7月7日七夕の「そうめん」を広く認知されるよう、7月7日「七夕・そうめんの日」と決め、芸事に限らず恋愛・健康の願いごとが叶うよう七夕に「そうめん」を食べるよう、普及を図っているそうです。

某社で行ったアンケートで、行事食について「古くから伝わる食文化で、とてもいい」「子供にも、教えていく必要がある」と考える主婦が90%を超えているという結果も出ているそうです。「七夕にそうめん」天の川を眺め、願い事をお願いしてはどうですか?

そう。ポスティング業もクライアントと糸で結ばれるよう、今年は私も七夕にそうめんを食べてみます。