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2021/11/05

本邦初の大体的な広告キャンペーン!三井高利

三井高利の人物絵

三井高利は江戸時代の商人で通称は八郎兵衛さん~三井家(のちの三井財閥)の基礎を築いた人物です。

後の三越となる越後屋(時代劇にある「お前も悪やのぉ~」でおなじみ笑)の「店頭販売」などの画期的な販売方法を世の中に広めるために、広告に力を注いだそうです。その結果として越後屋は、日本における広告のフロンティアとも言える存在になったといわれています。

特筆すべきは天和3(1683)年、本町から隣の駿河町に引っ越して再オープンする際、日本初と言われる引札(現在のチラシ)を使っての大々的な広告を実施したことでしょう。これぞまさしくポスティングの原点!!!

その時のキャッコピーは「現金安売り掛け値なし」とのことで、これは「どんなお客さんにも値札通りの安い値段で提供します」という宣言だったそうです。

また、世界初?!の広告効果測定を実施したことも特記部分で、この「現金安売り掛け値なし」の引札は、江戸中に5万枚以上も配布されたと言われています(当時の江戸の人口は約50万人と推定。その広告の規模が莫大)それに加えて越後屋は、この広告の効果測定を実施しました。

結果、売り上げは3カ月間にわたって60%増を記録したそうです。このような広告効果測定は、世界初と言われていています~

338年の時を経てポスティングの力が復活する時がきました!!か??・・・