・第一位(29票)
裏道は グーグルよりも 俺に聞け
婆婆イーツ (福井県福井市)
・第二位(19票)
メールでは 届かぬ情報 紙対応
ぽっかぽか (三重県三重郡)
・第三位(18票)
ドラマ見て ポストを探す 職業病
好きなポストは銀ポスト (新潟県新潟市)
・第四位(15票)
忍び足 犬の呼吸に 全集中
暇三郎 (千葉県市川市)
・第五位(14票)
重いのは チラシじゃなくて 使命感
ごん太 (神奈川県横浜市)
・第五位(14票)
日焼けした? ハワイじゃないよ 配布だよ
見かけバカンス (千葉県市川市)
・第七位(11票)
妻からの 遠出しようよは 配布場所
バキッペ (東京都江東区)
・第八位(10票)
ポスティング メジャー行くのと 子に聞かれ
さごじょう (愛知県清須市)
・第九位(9票)
コロナでも 家のポストは 密がいい
吉田夏生 (長野県小諸市)
・第十位(8票)
ポスティング 企業と地域の キューピット
messenger (宮城県仙台市)
第六回ポスティング川柳コンテストの最優秀作品を決定するための投票YouTubeライブ配信が2月17日(水)に行われました。
当日の配信を見逃した方や配信を再度確認したい方向けに本動画をYouTubeにご用意しました。
こちらのURLからご視聴頂けます。
https://youtu.be/wjbx3GqvcSE
世間がコロナ禍一辺倒だった2020年に、第六回ポスティング川柳コンテストが開催されました。今回より、日本ポスティング協同組合主催になり、全国区となった感があります。リアル会議が難しい状況下でも、第1回委員会をリアルで開催してから、委員の結束も強まり、試行錯誤しながらコンテストを運営してきました。予想では2000句集まればと思っていましたが、結果は6274句が集まりました。
応募者は、ポスティング会社に登録している配布員さんだけではなく、郵便局員、新聞配達員、不動産会社の社員、選挙事務所の職員、老人ホームの職員など多岐にわたりました。
「ポスティング」「配布」以外のキーワードとしては、流行語大賞にもなっている「GOTOトラベル、イート」「鬼滅の刃関連語」「オリンピック関連語」などの世相を感じさせるものが多く応募されました。コロナ関連の句は622句にとどまり、ポストや心情や自然(天気、生き物含む)を詠んだものが多く集まりました。
ポスティングという仕事が、一時の流行や世相に左右されずいまや社会のインフラ(社会基盤事業)となっていることが実感できました。しかし、いままでそこで働いているひとたちの心意気や感情はオープンになっていませんでした。当川柳コンテストにより、地域住民の皆さんやお客様(クライアント)に、配布員さんのことをより身近に感じてもらい、同時に、孤独な作業に従事している配布員さんが、仕事に対する誇りを感じてくれれば大成功と言えると思います。
30句入選者の皆さんの句は、ポスターになり組合加盟会社に掲示されています。ホームページでも公表されています。二次選考会により、1位~10位に選ばれた皆さんには、個別に賞金・オリジナル賞品を贈呈します。誠におめでとうございます。
個人的には、ポスティング川柳コンテストが、ますます発展し国民行事になることを願っております。皆様のご理解、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
第六回ポスティング川柳委員会 委員長 村松昭文 (2021年2月)
当組合加盟業者による事前投票と2月17日(水)に行われたライブ配信の投票によって決定した上位入賞者3名を訪問し、表彰しました。「賞金」と「入賞した自身の応募川柳が記載された記念盾」、「商品である上位入賞のポスティング川柳が記載された湯呑」を贈呈し、記念撮影・インタビューを行いました。
婆婆イーツさんのコメント
「子供が絵が好きで、何か絵のコンテストがないかとネットで検索していてポスティング川柳コンテストを知りました。大学生のころ、東京で美容室のチラシを配ったことを思い出して、今の時代のキーワードも入れてみました。仕事と子育てに追われながらも、寝る前に少しずつ推敲して五七五にまとめました。
1位なんて、人生初のことで、最初はドッキリかと思いましたが、選考会の動画を見てしっかりとした主催団体で安心しました。福井市の地元のフリーペーパーを配っている人をよく見かけますが、これからは配布員の皆さんの気持ちや苦労を想像しながら接することができると思います。
賞金の使い方は、主人と子供たちとレストランで外食の予定です。」
ポスティング川柳委員長のコメント
「婆婆イーツというペンネームとはほど遠い、2人の子育て真っ最中の若いママさんでした。チラシ配布員さんへの見方が変わったと言ってくれたのが、うれしかったです。川柳によって、ポスティングが世の中に認知されるきっかけになっています。福井名物羽二重もちのお土産までいただきました。撮影ご協力ありがとうございました。」
ぽっかぽかさんのコメント
「私は、三重県で接骨院ぽっかぽか堂を12年ほど経営しています。コロナでお客様が減ってひまになった頃、毎週木曜日夜のテレビ番組「プレパト」の夏井いつきの俳句講座を楽しんで観ていました。なんか俺でも簡単にできそうだなぁと思って、俳句や川柳を作り始めました。
ポスティング川柳は、ネットで検索して知り、12年前の開業時を思い出しながらつくりました。当時お金がなかったので、自分でチラシをコピーして地域へポスティングしていました。マッサージや針灸・接骨・整体を必要とするような中高年層の皆さんにアプローチするには、やはり紙のチラシだなと思っていました。おかげさまで今では、固定客も増えて、スタッフも増えました。
今回受賞できたことが、素直にうれしいです。これからもコンテストへ出し続けます。妻も応援してくれます。賞品の楯や湯呑は、お店にも飾っておいて、お客様との話題づくりにしたいと思います。」
ポスティング川柳委員長のコメント
「ペンネームのぽっかぽかが、なんと自分の経営する接骨院の名前「ぽっかぽか堂」からきているとは・・・。看板の前で、明るい奥様も一緒に入って記念撮影させてもらいました。ポスティングが起業する際の大事な広告宣伝手法ということ、身をもって語ってくれました。ありがとうございました。」
好きなポストは銀ポストさんのコメント
「私は、当センター配布員の皆さんへ、川柳コンテストへ応募しませんか?とお声掛けする立場だったんですが、まずはお手本にと思って2句応募したうちの1句が3位に入賞できました。まさかという感じですが、非常にうれしいです。
以前、当センターの配布員さんの感謝の集いがあって、その中でポスティングあるあるの話が話題になり、ドラマを見ているとポストを探してしまうよね、と皆で盛り上がったことを思い出して作品をつくりました。
ポスティングは孤独な仕事になりがちですが、川柳コンテストで共感できる仲間ができることをアピールして、もっとポスティング業界を盛り上げていきたいです。」
ポスティング川柳委員長のコメント
「好きなポストは銀ポストさんは、アドポス新潟センター設立当時からの社員さんで、入社7年目になります。昨年、営業部門に異動になりましたが、配布員さんの現場の気持ちをよく理解しているので、営業のやりがいがあると語ってくれました。今回の賞金は、スタッフにケーキを振る舞う・・・とこちらも営業センス抜群です。」